中東情勢めぐる報道に神経質に反応も、円安の動き残る 原油が高止まり=ロンドン為替概況
中東情勢めぐる報道に神経質に反応も、円安の動き残る 原油が高止まり=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、円売りが優勢。中東情勢の不透明感が再び意識され、原油が90ドル付近まで上昇した流れを受けて円売りが先行。イラン外務省報道官が2回目の交渉に否定的な姿勢を示し、米国の対イラン一時停戦期限(米東部時間あす)を控えて緊張が高まるなか、欧州株は売り先行で取引を開始した。岩手県で強い地震が観測されたことも反射的な円売りを誘った面がある。一方で、パキスタンのムニール陸軍元帥が電話会談でトランプ氏に「ホルムズ海峡の封鎖がイランとの和平交渉の障害」と指摘し、トランプ氏がこの助言を検討すると述べたとの報道が伝わると、原油先物はやや売られ、円売りの動きも一服した。しかし、その後も特にクロス円での円売り圧力は根強く残っている。この日は経済統計発表に乏しく手掛かりを欠くうえ、オプションの大規模ピンポイントが上値・下値を抑えており、値動きは神経質な揉み合いにとどまっている。ロンドン時間にはドル円は158円台後半から159円付近で売買が交錯。ユーロ円は187円を挟んだ水準に高止まり。ポンド円は214円台半ばから後半でやや上値を伸ばしている。ドル相場は東京早朝のドル買いは一巡し、ユーロドルは1.17台後半、ポンドドルは1.35台前半と、いずれも先週末終値付近に買い戻されている。
ドル円は159円付近での取引。週明けオセアニア取引開始時の158.46付近を安値に、買いが強まった。東京朝方には高値を159.20付近に伸ばしている。中東での緊張が再び高まり、NY原油先物が一気に91ドル台に買われる動きに有事のドル買いが強まった。その後は上昇一服となっているが、ロンドン時間には158.70台から159円台乗せ水準で神経質に振幅している。21日の米国とイランの一時停戦期限を迫るなかで、ホルムズ海峡をめぐる双方の緊張が続いている。NY原油先物の調整売りは88ドル付近までにとどまっており、以前として前週末比大幅高となっている。
ユーロドルは1.17台後半での取引。週明けオセアニア取引開始時の1.1770付近から東京朝方には1.1729付近まで急落した。その後は買戻しに流れが転じるとロンドン序盤には1.1772付近とわずかに高値を更新した。ユーロ円はユーロドルの急落局面で186.80台から186.26付近まで下落した後は、買戻しの流れが続いている。ロンドン序盤には本日の高値を187.08付近に伸ばした。対ポンドでは先週末終値を挟んだ振幅が続いている。この日は目立った経済統計発表はなく、中東情勢および原油動向をにらんだ神経質な地合いが続いている。欧州株は軟調に推移している。
ポンドドルは1.35台前半での取引。オセアニア取引開始時の1.3531付近を高値に、一時1.3475付近まで急落した。その後は下げ渋りとなり、ロンドン時間には1.3510-20レベルと先週末終値水準に戻している。ポンド円は東京朝方に214.07付近まで下落したあとは、買いが優勢になっている。ロンドン時間には高値を214.87付近に更新した。中東情勢をにらんで根強い円売り圧力がみられている。ユーロポンドは0.8692から0.8716までのレンジで売買が交錯。ややユーロ買い・ポンド売りの動きも特段の材料は見られず。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。





