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イラン情勢が再び緊張も落ち着いた反応 ドル円は158円台での推移=NY為替概況

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イラン情勢が再び緊張も落ち着いた反応 ドル円は158円台での推移=NY為替概況

 きょうのNY為替市場、ドル円は158円台での推移が続き、様子見の雰囲気が広がった。土日にイラン情勢の緊張が再び高まり、今週の停戦期限を前に和平協議の見通しに不透明感が広がった。ただ、為替市場は比較的落ち着いた反応を示し、全体的に以前のような悲観的ムードまでは市場に広がっていない。

 この日もトランプ大統領の発言が伝わり、大統領は「停戦はワシントン時間の水曜日の夜に期限切れになるが、停戦延長の可能性は極めてあり得ない」と述べた。ヘッドラインへの反応も見られ、ドル高・円安の動きも一時的に出ていたものの、結局瞬間的な反応に留まっている。

 先週のドル円は157円台半ばまで一時下げ幅を伸ばしていが、これを受けてオプション市場では円高方向への需要が強まっている。投資家は円の反発に備えたヘッジやポジション構築を行っており、マーケットメーカーもより高いプレミアムを要求。一部からは、160円の方向へ上昇する動きを市場は注視しているものの、日本の当局の警告が最終的に為替介入に発展するリスクを真剣に織り込み始めている状況と整合的だとの指摘も出ていた。また、来週の日銀決定会合を前にしたポジショニングの動きも出ていたようだ。

 短期金融市場では、今月は据え置きがほぼ確実視されているものの、7月までの追加利上げを90%超で織り込んでいる状況となっている。

 ユーロドルは東京時間からの買い戻しが続き、1.17ドル台後半に上昇。先週は1.18ドル台半ばまで上昇していたが、戻り売りに押され1.17ドル台前半まで値を落とす場面も見られていた。

 イラン情勢への不透明感は根強いものの、悲観的な見方も後退しており、ドルは売りが続いている。そのような中でユーロドルは引き続き強気基調が続いている状況。ただ、1.18ドルには慎重になっている模様。

 過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは買われ過ぎの水準に接近し始めている中、1.18ドルを上回って引ければ、2月18日の高値1.1857ドルに向けた上昇余地が開ける可能性もある。

 ポンドドルは買い戻しが膨らみ、1.35ドル台半ばまで一時買い戻されていた。リバウンド相場は継続しているものの、先週は1.36ドルで上値を抑えられ、本日は一時1.34ドル台に下落する場面も見られた。

 ポンドについては来週の英金融政策委員会(MPC)が注目となるが、アナリストからは、英中銀は様子見姿勢を強化するのではとの見方が出ており、よりハト派的なトーンを示したいと考えている可能性があると指摘。先月のMPC後、投資家は複数回の利上げを織り込んでいたが、その後の委員のコメントや停戦、エネルギー価格下落を受けて、こうした織り込みは縮小したという。

 英国債が不安定に推移する中、英中銀は投資家を落ち着かせたいと考えているだろうと述べている。今週発表される3月の消費者物価指数(CPI)や12-2月の雇用統計は、イラン紛争ショックの波及効果については、ほとんど示されないだろうとも述べた。「現時点で分かっていることを踏まえると、少なくとも今後数回のMPCで利上げに必要な5票を集めるのは難しいように見える」と指摘している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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