ECB、コアインフレの抑制が確認された場合のみ、利上げを停止することができる=NY為替
きょうのユーロドルはNY時間に入って買いが膨らんでおり、1.0965ドル近辺に上昇している。先週の高値に並ぶ展開。依然として為替市場は金融政策に関心が集中する中、ECBとFRBがどこまで金利を引き上げるのかを占っている。ECBについては7月利上げは確実視されている一方、夏休み明けの9月については意見が分かれている状況。
本日はカジミール・スロバキア中銀総裁の発言が伝わっていたが、コアインフレの抑制が確認された場合のみ、利上げを一時停止することができると述べていた。それには、コアインフレが抑制されることを示す高レベルの確証が必要だという。コアインフレが頑固なままであれば、9月にもう一段の引き上げを望む声が優勢になるのは道理だとも述べた。現在のユーロ圏のインフレは、総合指数こそ低下傾向を鮮明にしているが、コアインフレに関しては全く兆候すら見せていない。
そのような中、今後のデータによってユーロドルは変動する可能性があるとの指摘が出ている。インフレ動向や労働市場に関するデータが発表される数週間後に変動の可能性があるという。ECBとFRBはコアインフレと景気の先行き不透明感から、ターミナルレート(最終到達点)を決定することが難しくなっているという。そのため、両中銀がデータを注視する姿勢を強める中、サプライズがあればこれまで以上に敏感に反応するという。
EUR/USD 1.0965 EUR/JPY 155.64 EUR/GBP 0.8599
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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