【これからの見通し】ドル買い圧力継続、金利見通しに加えてリスク警戒も加わる
【これからの見通し】ドル買い圧力継続、金利見通しに加えてリスク警戒も加わる
ドル買い圧力が継続している。ドル円は139円台後半へと上昇、140円の大台に接近している。6月の米FOMCでの金利据え置き観測が7割程度となっており、残り3割程度の利上げ観測が根強く残っている。米金融当局は年内利上げ開始の市場観測を否定している。加えて株安とともにリスク警戒のドル買いが加わっているようだ。
米債務上限問題のXデーをあと1週間後に控えて、米政府と共和党との協議は難航している。政治的な駆け引きでいろいろな発言はでるものの、妥結の兆しはみえていない。格付け会社が格下げを示唆するなど不穏な状況ともなっている。
一方で、日経平均は再び上昇している。海外投資家による消去法的な日本株買いの観測も広がっている。日銀が頑として緩和政策を維持するなかで、日米などの金利差拡大観測や株高など、円安圧力には根強いものがある状況だ。
先ほど発表されたドイツの第1四半期GDP確報値は前期比-0.3%と下方改定された。これで2期連続のマイナス成長となり、冬季リセッションとなった。ただ、現時点ではユーロ売り反応は限定的。今後の四半期ではリセッションが回避される見通しとなっている。
この後の海外市場で発表される経済指標は、南ア生産者物価指数(4月)、南ア中銀政策金利(5月)、トルコ中銀政策金利(5月)、米新規失業保険申請件数(05/14 - 05/20)、米実質GDP(改定値)(2023年 第1四半期)、米中古住宅販売成約指数(4月)など。
発言イベント関連は、デギンドスECB副総裁、ナーゲル独連銀総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁、センテノ・ポルトガル中銀総裁、 デコス・スペイン中銀総裁などECB高官の発言機会が多い。英国ではハスケル英中銀委員、米国ではバーキン・リッチモンド連銀総裁、コリンズ・ボストン連銀総裁などの講演やイベント参加が予定されている。米7年債入札(350億ドル)が実施される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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