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ドル円は上下動 イスラエルがレバノンとの直接交渉に合意=NY為替概況

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ドル円は上下動 イスラエルがレバノンとの直接交渉に合意=NY為替概況

 きょうのNY為替市場でドル円は上下動。序盤は前日の停戦への楽観がやや後退し、ドル円は買いが優勢となった。ただ、ドル高ではなく円安がドル円を押し上げていた。イランが合意の一部が破られたと警告。イスラエルによるレバノンへの攻撃やホルムズ海峡の実質的な閉鎖継続により、市場での停戦期待は揺らいでいた。前日に急落していた原油も反発。

 ストラテジストは「停戦の脆弱性がすでに試されている。状況は改善したものの依然として流動的で、関与する主体の不安定さを踏まえると、いつでも悪化し得る」とコメントしている。一方、広い意味では買いの機会との見方も示していた。

 ただ、159円台に上昇していたドル円は、中盤から急速に戻り売りに押され158円台に下落。イスラエルがレバノンとの直接交渉に合意と伝わったことがドル円を押し下げた。一時158.65円付近に下落したが、依然として不透明感も根強い中、終盤には159円台に再び戻す展開となった。

 本日も方向感なく上下動していたが、引き続きイラン情勢のニュースに一喜一憂する展開が見られている。

 前日の楽観ムード後退も、従来のようなドル高の動きはなく、ユーロドルは1.17ドル台に上昇。きょうの上げでローソク足は200日線と100日線を上抜けており、3月中旬以降のリバウンド相場に戻せるか注目の展開が見られている。一方、ユーロ円は買いが加速し、186円台まで上昇。ユーロ高と同時に円安がユーロ円を押し上げていた。

 ユーロドルはテクニカル的に更なる上昇余地があるとの指摘がアナリストから出ている。最新のデータに比重を置く、55日指数移動平均を上回っており、日足のMACDも着実に上昇していると指摘。ただし、現在の上昇モメンタムが1.18ドルの重要なレジスタンスを上抜けるのに十分かどうかを判断するのは時期尚早とも付け加えている。

 また、オプション市場では、ユーロに弱気なポジションの解消が加速しており、これは単なるポジション整理ではなく、積極的なポジション調整を示唆しているとの指摘も聞かれた。

 ポンドドルも買い優勢となり、一時1.3460ドル近辺まで上昇。一方、ポンド円も上昇が続き、213円台後半まで上昇した。

 アナリストは、エネルギー価格が下落しても、ECBは英中銀に比べて利上げ期待がより根強く残る可能性があるため、ポンドが対ユーロで最近の上昇を拡大する余地はほとんどないと指摘している。また、英国におけるエネルギー価格上昇によるインフレへの影響は、ロシアがウクライナに侵攻した2022年に比べてかなり小さいという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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