アジア株は上昇、欧米金融不安後退 香港株は2.4%高 吉利汽車控股が大幅高、投資判断引き上げ
アジア株は上昇、欧米金融不安後退 香港株は2.4%高 吉利汽車控股が大幅高、投資判断引き上げ
東京時間11:03現在
香港ハンセン指数 19731.28(+472.52 +2.45%)
中国上海総合指数 3276.80(+21.23 +0.63%)
台湾加権指数 15720.96(+207.51 +1.34%)
韓国総合株価指数 2414.01(+25.66 +1.07%)
豪ASX200指数 7022.50(+67.11 +0.96%)
アジア株は総じて上昇、欧米の金融システム不安が後退している。イエレン米財務長官は、破綻した米銀2行だけでなく、他行でも預金全額保護の措置を取る可能性に言及した。
香港株は大幅続伸。JDドットコムやアリババ、ネットイース、シャオミに美団などハイテク関連が総じて上昇。HSBCや招商銀行など金融株も上昇している。
自動車メーカーの吉利汽車控股は6.2%高の10.0香港ドル、昨年末以来の高値をつけている。中国銀行が投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げ、目標株価を12.50香港ドルに設定した。
スポーツウェア中心の衣料品メーカーの安踏体育用品は3.4%高の112香港ドル。米JPモルガンが投資判断を「オーバーウェイト」に引き上げ、目標株価を149香港ドルに設定した。
上海株は続伸。米株高に加え、中国の景気回復期待の買いも続いている。市場が予想していたよりも早く人民銀行が預金準備率引き下げを発表したことを受け、当局が景気回復を強化するとの期待感が広がっている。専門家は今年下半期にさらなる預金準備率引き下げの可能性を指摘している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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