ドル円やや上値の重い展開=東京為替概況
昨日の市場で先週末の米雇用統計の力強い結果を受けたドル買いが強まり132円90銭前後を付けたドル円。その後少し調整が入るも、朝方は132円60銭台で始まり132円70銭台を付けるなど、ドル高の勢いが見られた。その後は一転してドル安円高が優勢となり昼過ぎには132円10銭台を付けている。その後少し戻すも、上値の重い展開が続いた。
12時半に豪準備銀行(中央銀行)金融政策会合は、市場見通し通り9会合連続での利上げを決定した。声明で今後数回の利上げが必要になる旨を示し、豪ドル買いが優勢となった。市場では次回3月での利上げ打ち止めを見込んでいた。対ドルで0.6910ドル台から0.6950ドル超えを付けた。豪ドル円も91円50銭割れから91円90銭台を付けている。発表直後の上昇が一服すると、少し調整が入ったが、発表前の水準に都度数。
昨日のドル高で1.0710ドル前後を付けたユーロドルは昼前に1.0740ドル台を回復。ドル買いの過熱感などを警戒している。ユーロ円は上値の重い展開となり、朝の142円台前半から午後には142円割れを付けている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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