アジア株 上海株プラス転換 米中関係改善へ、ウェルズファーゴ従業員の出国禁止解除
アジア株 上海株プラス転換 米中関係改善へ、ウェルズファーゴ従業員の出国禁止解除
東京時間14:05現在
香港ハンセン指数 26832.58(+394.07 +1.49%)
中国上海総合指数 3877.55(+15.68 +0.41%)
台湾加権指数 25464.81(-164.83 -0.64%)
韓国総合株価指数 3421.77(-27.85 -0.81%)
豪ASX200指数 8814.10(-63.65 -0.72%)
インドSENSEX30種 82587.31(+206.62 +0.25%)
アジア株はまちまち。
韓国株は12営業日ぶりに反落、前日に史上最高値を更新したことから今夜の米FOMCを前に利益確定売りに押されている。台湾株も反落、前日に史上最高値をつけた。
香港株は大幅反発、ハイテク関連が総じて上昇している。中国インターネット検索最大手バイドゥが15%超上昇、約2年ぶり高値をつけている。
Arete Research Servicesが1年4カ月ぶりにバイドゥの投資判断を引き上げた。バイドゥが進める自社AIチップ事業は苦戦しているオンライン広告事業の不振を相殺する以上の潜在能力を発揮すると指摘。ゴールドマンサックスがアリババの目標株価を引き上げたこともハイテク株の買いを後押ししている。また、香港行政長官が国全体で人工知能の利用を促進するためのAI有効性強化チームを設立すると発表したことも好感されている。
上海株はプラス圏に転じている、中国政府の消費促進計画や米中関係改善期待が広がっている。
中国当局は10月の大型連休を前にスポーツや観光、娯楽などのサービスに焦点を当てた消費支援計画を発表した。取り組みの一環として、博物館や観光地の営業時間の延長、スポーツイベント開催、ビザ免除の対象国拡大を計画している。中国鉄道局は9月29日から10月10日までの鉄道利用者が延べ2億1900万人に達すると見ている。昨年は1億7700万人だった。航空券・列車の予約も前年比で増加、レンタカー予約は前年同期比93%急増している。
中国当局は中国習近平国家主席とトランプ米大統領の直接会談の可能性があることから、米ウェルズファーゴ従業員の出国禁止を解除した。中国は同行従業員が捜査中の刑事事件に関与しているとして夏から中国からの出国を禁止していた。

執筆者 : MINKABU PRESS
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