前日の急速な円高の動きは一服、ドル円131円台後半=ロンドン為替概況
前日の急速な円高の動きは一服、ドル円131円台後半=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、前日の急速な円高の動きは一服している。ただ、ドル円やクロス円は上値を抑えられている。ドル円は前日に130.50台まで急落したあと131円台に戻した。きょうは東京市場で132.37近辺まで買い戻しが入った。しかし、ロンドン時間に入ると上値が重くなり131.50台まで再び軟化。その後は売買が交錯して131円後半へと落ち着いた。クロス円も同様に流れとなり、ロンドン時間には軟調も、前日安値には届かずとなっている。ユーロ円は140円台前半から139円台後半へ、ポンド円は161円手前から159円台後半へと軟化している。ポンドは対ユーロでも軟調。英国では医療関係者などのストの動きが報じられている。ポンドドルは1.21台後半から前半へと下落。ユーロドルは1.06台前半を離れず揉み合いに。総じて前日の日銀起因の円高は一服しており、クリスマス週の様子見ムードが広がっている。
ドル円は131円台後半での取引。前日の急速な円高の動きは一服している。東京市場で132.37近辺まで買い戻しが入ったあと、ロンドン時間には再び131.50台まで軟化した。ただ、東京午前につけた安値131.50近辺には届かず、131円台後半での静かな取引となっている。
ユーロドルは1.06台前半での取引。前日からの揉み合いが続いており、きょうはここまで1.0607から1.0637までの狭いレンジにとどまっている。ユーロ円は140円台前半での揉み合いを下放れると139.60台まで下押しされた。しかし、下げは一服して140円近辺へと下げ渋っている。対ポンドではユーロ買いが優勢となっており、ユーロ相場の下支えとなっている。全般にクリスマス週らしい動意薄の状況となっている。きょうは目立った指標や金融当局者発言はみられていない。
ポンドドルは1.21台前半での取引。ロンドン序盤に1.2180付近まで買われたあとは、売りが優勢となり1.2110台へと軟化している。ポンド円は161円付近で上値を抑えられると、159.65近辺まで下落。その後も159円台後半にとどまっている。ユーロポンドは0.87台前半から後半へと上昇。英CBIの小売関連指標は強含んだが、特段のポンド買い反応はみられず。医療関係者などのスト計画など、英国内の混乱した状況が報じられていた。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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