ユーロドル、戻り待ちの売りを推奨する声も少なくない=NY為替
きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となる中、ユーロドルは戻り売りに押され、一時1.0240ドル付近まで下落した。目先は21日線が来ている1.02ドルちょうど付近が下値メドとして意識される。トレーダーのポジションは過去1カ月間に中立スタンスにシフトしており、まとまった新規フローが入れば、その方向に動きやすい状態にあるとの指摘も出ている。
ユーロドルはリバウンド相場の流れを継続しているが、依然としてネガティブな見方は根強く、上値では戻り待ちの売りを推奨する声も少なくない。市場環境が改善しても、リスク資産は危機を脱したとは言えないという。米インフレのピークとそれに伴うFRBの積極利上げへの期待終了はドルへの需要を後退させる可能性がある。しかし、ドルをフェードする時期ではないという。ドルはなお割安な一方、欧州経済の状況を考慮すれば、ユーロは割高で推移していると指摘している。
1.03ドル台半ばでショートでのエントリーを推奨しているようで、下値目標はパリティ(1.00ドル)だという。
EUR/USD 1.0254 EUR/JPY 136.95 EUR/GBP 0.8454
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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