午後もリスク選好の円安が継続、オセアニア通貨は堅調=東京為替概況
東京外為市場、日経平均株価や米国株先物の夜間取引での上昇を背景に、リスク選好の円安の展開となった。ドル円は序盤に5・10日(ゴトウビ)に伴う実需のドル買いもあって、仲値にかけて前日高値を上回る水準まで上昇。中盤には109.72円付近まで一段高となり、午後は109.70円前後の本日の高値圏で推移した。
クロス円も円が全面安となり、午後になってユーロ円は129.84円付近、ポンド円は152.39円付近まで上昇。ただ、オセアニア通貨がじり高基調を続けたのと比べると、欧州通貨は今夜の英中銀(BOE)による政策金利発表などを控えて様子見ムードが広がり、東京終盤は本日の高値圏での小動きとなった。
オセアニア通貨は堅調。円安地合いの中で豪ドル円は81.11円付近、NZドル円は77.37円付近まで上昇し、豪ドル/ドルは0.7397ドル付近、NZドル/ドルは0.7055ドル付近まで強含みとなった。豪州における新型コロナウイルスの感染拡大に関するネガティブなニュースには反応せず、相場の地合い好転を受け、豪6月貿易収支の好結果やニュージーランドの利上げ観測に関するニュース、原油をはじめとする資源価格の上昇が買い材料視された。
日経平均株価は3日ぶりに反発。終値は前営業日比144.04円高の2万7728.12円となった。
午後3時6分現在では、ドル円は1ドル=109.66円前後、ユーロ円は1ユーロ=129.75円近辺、ユーロドルは1ユーロ=1.1832ドル前後で取引されている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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