本日のドルは下落も、大幅な修正開始ではない=NY為替
NY時間の終盤に入って為替市場はドル売りやや加速しており、ドル円は111円を割り込んでいる。特にドル売りを強める材料は出ていないが、この日の米雇用統計に為替市場はドル売りの反応を見せている。明日から独立記念日の3連休が控えていることもあり、ドルロングのポジション調整が出ているものと思われる。
本日のドルは下落しているものの、大幅な修正の開始ではないとの指摘は多い。きょうの米雇用統計は「ニュースで買って事実で売る」といった反応の範囲で、米雇用統計自体はポジティブな内容だという。4月、5月は失望に終わったものの、今回は米景気回復が軌道に乗っているという安心感を提供したとしている。FRBは先月、インフレ抑制のために予想よりも早く政策に引き締めに転じる可能性を示唆し市場を驚かせた。それ以来、ドルは買いが続いていたが、きょうは米雇用統計というイベントを通過して、一服感が出ているのかもしれない。
USD/JPY 111.04 EUR/USD 1.1869 GBP/USD 1.3838
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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