【海外市場の注目ポイント】英中銀総裁・副総裁の発言など
日本時間午後11時に英中銀(BOE)のベイリー総裁、ブロードベント副総裁、ラムスデン副総裁が英議会の公聴会に出席する。BOEは今月初めの金融政策委員会(MPC)で週間の債券購入額を現行の44億ポンドから34億ポンドに引き下げることにした。このことについて、BOEは「金融政策のスタンスではない」と明言、またベイリー総裁も「テーパリング(量的緩和の段階的縮小)ではない」と述べていた。しかし、英国で新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、経済が正常化に向かっており、今後さらなる債券購入ペースの減速もありえることが示唆されるようであれば、ポンドが買われる可能性がある。
また、日本時間午後6時には1-3月期のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値、同午後9時半には4月の米住宅着工件数の発表も予定されている。1-3月期のユーロ圏GDP改定値は、大方の予想が前期比0.6%減となっており、速報値の同0.6%減から変わらないと見込まれ、4月の米住宅着工件数は、大方の予想が年換算170万2000戸となっており、前月の同173万9000戸を下回り、2カ月ぶりに減少するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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