ドル円、143円台半ばに下げ渋る 警戒感が一服=NY為替
その後、ドル円は買い戻しが出ており、143円台半ばまで下げ渋っている。本日の市場はトランプ関税とその影響に対する警戒感が一服しており、米株式市場も落ち着いた値動きをしている中、ドル円も買い戻しが入っているようだ。
今週の動きでショートを形成した投資家も多いと思われるが、土日に何があるかわからないので、ポジションを軽くしておきたい意向もありそうだ。日曜日にEUの貿易担当委員がワシントンを訪問し、月曜日に米当局者と協議を行う予定とも伝わっている。
しかし、本日のドル円は一時142円台前半まで下げ幅を拡大させ、昨年9月以来の安値水準に下落していた。ドルへの信頼感が揺らぐ中、今週の下値サポートとなっていた144円をあっさりと割り込んみ、目先は心理的節目の140円と昨年9月安値の139.60円を視野に入れそうな気配も出ている。
USD/JPY 143.61 EUR/JPY 162.64
GBP/JPY 187.36 AUD/JPY 89.66
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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