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【これからの見通し】週明けは静かなスタートに、中国指標にひと安心

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【これからの見通し】週明けは静かなスタートに、中国指標にひと安心

 週明けは比較的静かなスタートとなっている。東京市場休場のなかで発表された一連の中国経済指標はまずまずの結果だった。第2四半期GDPは前年比+6.2%と前回の+6.4%から伸び鈍化も、事前予想通りの結果だった。6月の鉱工業生産が前年比+6.3%、小売売上高が前年比+9.8%と予想や前回値を大幅に上回っており、米中貿易戦争への警戒感が広がるマーケットはひと安心したようだ。

 ドル円は107.80-90レベルと前週末からの安値付近で推移していたが、発表後には108.11レベルまで反発した。クロス円も総じて買われている。ユーロ円は121.60近辺から121.80近辺へ、ポンド円は135.50近辺から135.80近辺へと上昇。豪ドル円は75.60-70レベルから一時76円台乗せまで買われた。週明けの米株先物は時間外取引で小幅マイナスとなっていたが、中国指標発表後には再びプラス圏を回復しており、最高値更新の騰勢を取り戻している。

 週末はトランプ米大統領のフェイスブック仮想通貨に対する否定的な発言や香港での普通選挙を求めるデモなどのニュースがあったが、マーケット全体に影響を与えるような悪材料とはなっていないようだ。7月末の米FOMCでは0.25%利下げの可能性が大きくなっており、次第にマーケットのコンセンサスとなってきているようだ。今週はきょうNY連銀製造業景気指数、16日に米小売売上高と鉱工業生産などが発表される予定。小売動向で大きな変化がみられなければ、市場の米利下げ観測には目立った動きはみられないだろう。

 米利下げ見通しに基づいた米債利回り低下とドル安傾向、米株式市場を中心とした株高の動きなどが継続しそうだ。ただ、米主要金融機関などの決算発表が相次ぐことから、事前の調整や業績を受けた個別株の動向が株式市場に神経質さを増す可能性はある。それにドルや米債利回りも反応する週になりそうだ。

 この後の海外市場では、トルコ市場は国民統合の日の祝日で休場となる。米金融当局者の発言については、ウィリアムズNY連銀総裁の講演が予定されている。ただ、LIBOR代替指標についての話題が予定されており、金融政策や経済見通しに対する言及は差し控えられる可能性がある。経済指標は、NY連銀製造業景気指数(7月)が発表される。事前予想は+2.0と前回の-8.6から改善する見込み。また、米金融機関の決算発表はシティグループが予定されている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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