ドル売りに転じる、週明けは先週後半のドル高に調整 ユーロドル1.17台後半=ロンドン為替概況
ドル売りに転じる、週明けは先週後半のドル高に調整 ユーロドル1.17台後半=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、東京市場でのドル高からドル安へと流れが転じている。週明けは特段の注目経済統計発表はみられず、材料難。先週の米FOMC後に強まったドル高の流れに対して調整が入る格好になっている。ドル円は148円台前半から147.80台へと軟化、本日の安値を広げている。ユーロドルが堅調。1.17台前半から後半へと買われている。ポンドドルも1.34台半ばから1.35台乗せまで買われている。クロス円はまちまち。ユーロ円が174円台乗せと堅調も、ポンドドルは199円台半ばから後半で売買が交錯。豪ドル円やカナダドル円は欧州株や米株先物・時間外取引の軟調な動きに上値重く推移している。ロシアのドローンがポーランドなど東欧諸国にたびたび越境していることや、フランス債のさらなる格下げが懸念されるなど、やや警戒ムードもあるようだ。
ドル円は147円台後半での取引。この日は東京市場でドル買い、ロンドン市場でドル売りと流れが変化している。ドル円は東京市場で148円台割れ水準から148.38付近まで買われた。しかし、東京午後からロンドン時間にかけては売りに転じている。ロンドン序盤には安値を147.80付近に広げた。米10年債利回りが4.14%台から4.12%台へと低下している。
ユーロドルは1.17台後半での取引。東京市場で1.1750付近から1.1426付近まで下げたあと、ロンドン朝方からは買いが広がっている。足元では高値を1.1786近辺まで伸ばしている。ユーロ円は東京早朝の173.67近辺を安値に、その後は買い優勢になっている。ロンドン時間には高値を174.25近辺に伸ばしている。東京市場では円安に、ロンドン市場ではユーロ高に支えられている。対ポンドでは小動きに、足元ではややユーロ買いが優勢。
ポンドドルは1.35付近での取引。東京午後には1.3453付近に安値を広げる動きも、ロンドン時間には上昇に転じている。足元では高値を1.3507付近まで伸ばしている。ポンド円は東京早朝の199.20付近を安値に買われ、199円台後半に上昇したが、一時199円台半ばに反落するなど売買が交錯している。ユーロポンドは0.8708-0.8726の狭いレンジで推移。ロンドン時間にはややポンド売りの動きになっている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明

執筆者 : MINKABU PRESS
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