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ドル高が一服し、ドル円は147円台に下落=NY為替概況

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ドル高が一服し、ドル円は147円台に下落=NY為替概況

 きょうのNY為替市場、ドル高が一服し、ドル円も147円台に伸び悩んだ。先週の中央銀行ウィークを通過し、それなりにニュースがあったものの、結局ドル円は100日線と200日線の間での推移に変化はない。

 そのため、オプション市場では1か月物の円のヘッジコストが1年ぶり低水準に低下しており、落ち着きを示している。先週のFOMC前には一時的にレンジ下限の100日線を割り込んだが、パウエル議長が明確にハト派的な姿勢を見せなかったため、ドルの反発とともにドル円も買い戻された。

 一方、日銀は「ETF保有の縮小開始」と「年内追加利上げの可能性」を示唆したことで円に一時的な追い風を与えたが、その効果はすぐに失われている。短期金融市場では年内の日銀の利上げ確率を75%程度まで上昇させているものの、どうも強い確信までは無さそうだ。

 ただ、オプション市場での落ち着きは決して平穏を意味しているのではないとの指摘も出ている。チャート、金利差への感応度、オプションはいずれも「転換点」にいることが示唆されており、円は重要な心理的水準を巡り、大幅上昇か急落かの瀬戸際に立たされているという。

 ユーロドルは買戻しが優勢となり、1.18ドル付近まで買い戻された。本日1.17ドル台前半に来ている21日線でしっかりサポートされ、上向きの流れはなお堅持しているようだ。

 ユーロは割安に見えることからドルに対してさらに上昇する可能性があるとの指摘がアナリストから出ている。ユーロは短期的な適正価値を下回って取引されており、先週のFOMC後の下げは巻き戻される可能性があるという。ユーロドルの短期的な適正価値は約1.19ドルと指摘。

 パウエル議長が今後の利下げについて慎重なシグナルを示したことによって押し上げられたドル高は早晩剥落する可能性があり、ユーロドルには上昇の余地が残されているとしている。

 ポンドドルも買い戻されている。一時1.34ドル台半ばまで下落し、100日線を割り込む場面も見られていたが、1.35ドル台に戻す展開。100日線は維持されている格好。一方、ポンド円も199円台前半まで下落していたが、下げ渋る動きが見られている。こちらは21日線を堅持している状況。

 ポンドに関して市場は11月に発表になる秋季予算案に注目が移っているが、増税の可能性が英経済を悪化させ、英中銀によるより迅速な利下げにつながる可能性があるとの指摘も出ている。エコノミストは英中銀は政策金利を現在の4.00%から2026年に3.00%まで引き下げると見ているようだ。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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