FOMC控えてドル円こう着、米小売売上高は利下げ観測を左右するか=東京為替概況
14日の東京外国為替市場で、ドル円は108円前半でこう着。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて模様眺めムードが強い。先週末の5月の米雇用統計で米利下げ観測が高まり、来週のFOMCに対する注目度が一気に増した。今晩は5月の米小売売上高が発表される。
ユーロ円は122円前半、ポンド円は137円前半で小動き。ユーロドルは1.12ドル後半、ポンドドルは1.26ドル後半と、対ドルでも欧州通貨は動意薄。
豪ドル円は74円後半、NZドル円は70円後半まで下落。豪ドル円は1月以来の安値を更新。ドルやユーロに対してもオセアニア通貨は下げている。豪州やNZには他の主要国と比較して利下げする余地が多いことから、利下げ観測が強い現在のような局面では売られやすい。
minkabu PRESS編集部
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。