ドル円は160円付近に膠着、対欧州通貨でややドル安に、米雇用統計発表控えて=ロンドン為替概況
ドル円は160円付近に膠着、対欧州通貨でややドル安に、米雇用統計発表控えて=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ややドル安の推移。米雇用統計発表のイベントを控えて、短期的なポジション調整が入った格好。この日は原油動向や米債利回り動向はいずれも落ち着いており、指標待ちのムードが漂っている。ドル円は160円付近から小幅に軟化しているが、値幅は14銭と限定的。ユーロドルは1.16台前半で買いが優勢、ポンドドルも1.34台前半から後半へと上昇。ドル円がほぼ静止状態となるなかで、クロス円は上昇。ユーロ円は185円台後半から186円台前半へ、ポンド円は214円台後半から215円台後半へと高値を伸ばしている。NY原油先物は92-93ドルを中心に揉み合い。米10年債利回りは4.47%台から4.45%台で小幅に振幅している。ユーロ対ポンドではユーロが軟調。この日発表された1-3月期のユーロ圏GDP確報値が前期比-0.2%と改定値+0.1%から予想外のマイナスに転じた。これまでのECBと英中銀の利上げに関するスタンスの差を背景としたユーロ買いに調整が入るきっかけとなったようだ。米雇用統計は日本時間午後9時30分に発表される。
ドル円は159円台後半での取引。東京早朝の160.04付近を高値に、ロンドン時間には159.90付近まで軟化している。値幅は14銭にとどまっており、160円付近での膠着状態となっている。NYカットオプションの引き寄せ効果や、米雇用統計を控えた様子見ムードなどが背景。
ユーロドルは1.16台前半での取引。東京午前の1.1610付近を安値に、東京市場は揉み合いが続いた。ロンドン勢の参加とともに買いに動意付くと高値を1.1644付近に伸ばしている。しかし、1.16台半ばを試す勢いもなく高止まりしている。ユーロ円はユーロドルとともに買われている。東京午前の185.70付近を安値に186.21付近に高値を更新し、高止まりしている。対ポンドではユーロ売りが優勢。この日発表された1-3月期のユーロ圏GDP確報値が予想外に前期比マイナス成長に改定されたことが重石となった。また、英欧金融政策スタンスの差を受けた従来からのユーロ買い・ポンド売りに米雇用統計を控えた調整が入る面も指摘される。
ポンドドルは1.34台後半での取引。東京午前の1.3416付近を安値に、ロンドン時間に入ると買いに動意付いている。足元では高値を1.3483付近に更新。ポンド円も連れ高。東京午前の214.59付近を安値に、ロンドン時間には高値を215.61付近に伸ばしている。ユーロポンドは0.8655付近から0.8636付近まで軟化している。ポンド独自の買いというよりは、米雇用統計を控えたポジション調整の面が強いようだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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