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【これからの見通し】円高は続くのか、今週の焦点

為替 

【これからの見通し】円高は続くのか、今週の焦点

 今週は円高の動きが強まっている。先週末の衆院選で自民党が予想以上の大勝となり、高市政権の基盤が強固になったことで、海外勢の間では日本の政局安定への期待が高まった。これまでの「日本売り」的なトレードは後退し、日本株は連日の最高値更新と海外マネーが日本に向かいやすい地合いとなっている。

 為替市場では、先週まで積みあがっていた円ショートの巻き戻しが進んでいる。三村財務官が円安の動きに対して改めて臨戦態勢を示したことで、介入警戒感も根強い。ドル円は1月27日の安値152.10円が意識され、本日の東京市場では152.27円まで下落した。足元では円買いが一服しているものの、海外市場で再び152円割れを試すのかどうかが焦点となろう。

 昨日の米雇用統計を受けてドル相場は大きく振れた。ユーロドルは1.1900付近から1.1833まで急落後、戻りは鈍い。ドル円も154.65円から153円割れまで急反落し、その後は上値が重い。ドル安というより、円高主導の動きが優勢だ。ドル指数も方向感に乏しく、週初からのドル安圏での推移が続いている。

 今夜のNY市場では、新規失業保険申請件数や中古住宅販売件数が発表される。雇用統計は非農業部門雇用者数が強かった一方、年次改定が下振れし、1月の寒波の影響も指摘されるなど、ドルを押し上げる決定打にはならなかった。きょうの指標は予想がまちまちで、最終的にはあすの米CPI待ちとなりやすいだろう。

 このあと日本時間16時には英経済指標が発表される。12月の月次GDPは伸び鈍化が予想され、その他の鉱工業生産や貿易収支も公表される。スターマー政権をめぐる不透明感から、ポンドは売られやすい点に注意したい。

 発言イベント関連では、ECBや加中銀関係者の発言、米30年債入札、主要企業決算(コインベース、エアビーアンドビーなど)が予定されている。イベントは多いが、為替市場の主眼は「円高の巻き戻しがどこまで続くか」に置かれそうだ。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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