きょうのECB理事会は無風で通過するか、金利は据え置き、総裁会見は新味なさそう=ロンドン為替
きょうのECB理事会は無風で通過するか、金利は据え置き、総裁会見は新味なさそう=ロンドン為替
きょうのECB理事会はほとんど無風で通過するとの見方が多い。政策金利については、中銀預金金利を現行の2.00%で据え置きことが市場コンセンサスとなっている。声明文では従来通り、「特定の金利パスを事前約束せず」と繰り返される見通しだ。最近のECB当局者発言では、インフレ目標に到達、2%のインフレ目標からの小幅・短期的な乖離には反応しない、現行の政策設定に問題はない、などのメッセージが多く発せられている。
また、本日はスタッフ経済予測の発表はない。注目はラガルドECB総裁会見となる。ただ、新たな発言を行う可能性は極めて低いようだ。「現状は良好な位置にある」「特定の金利経路を事前約束しない」「データ依存かつ会合ごとのアプローチを継続する」との姿勢を再確認するとみられている。先日、食品インフレを警戒する内容の発言があった。この点について再び述べるようだと、ややユーロ買いに反応する可能性もある。
EUR/USD 1.1606 EUR/JPY 178.73 EUR/GBP 0.8807
執筆者 : MINKABU PRESS
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