英中銀、11月に利下げを実施する可能性があるとの指摘=NY為替
きょうのポンドドルは、この日の予想を下回る米消費者物価指数(CPI)を受けて1.3360ドル近辺まで買い戻される場面があったものの、勢いを維持できずに、再び1.33ドル台前半に伸び悩む展開が見られている。ドル高がにより、依然として上値は重い印象。一方、ポンド円は米CPI後に204円付近まで上昇したものの、203円台半ばに伸び悩む荒い値動きをしている。
英中銀は11月に利下げを実施する可能性があるとの指摘がアナリストから出ている。この日発表の英小売売上高や消費者信頼感、英PMIのいずれも改善を示す内容だった点は、見通しをやや複雑にしているものの、英中銀は直近発表の英雇用統計とインフレ指標が予想を下回った点をより重視して政策判断を行う可能性が高いと指摘している。
いずれにしろ、11月の英金融政策委員会(MPC)の判断は非常にきわどい決定になると見ているという。なお、短期金融市場では、11月の英中銀利下げ確率を28%程度しか織り込んでいない。
GBP/USD 1.3315 GBP/JPY 203.44 EUR/GBP 0.8731
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。