英CPIで追加利下げへの期待が再燃=NY為替
きょうのポンドドルは下に往って来いの展開が見られている。ロンドン時間には1.33ドルちょうど付近まで下落していたものの、NY時間に入って1.3370ドル付近まで買い戻される展開。一方、ポンド円はロンドン時間に201円台まで下落していたが、202円台後半に戻している。21日線の上をしっかりと維持しており、上昇トレンドは堅持している状況。
ロンドン時間のポンド安については、本日の英消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで、英中銀の追加利下げへの期待が再燃していることが要因。英CPIは前月比横ばいだったが、これを受けて英中銀の利下げ観測が一気に高まっている。短期金融市場では、2025年末までに0.25%ポイントの利下げが実施される確率を約70%と織り込み始め、これは前日の40%未満から大きく上昇。
さらに市場は来年以降のより深い利下げも織り込み、2026年12月までに累計0.64%ポイントの利下げを予想している。これは従来の約0.53%ポイントから拡大している。
*英消費者物価指数(CPI)(9月)15:00
結果 0.0%
予想 0.1% 前回 0.3%(前月比)
結果 3.8%
予想 4.0% 前回 3.8%(前年比)
結果 3.5%
予想 3.8% 前回 3.6%(コア・前年比)
GBP/USD 1.3365 GBP/JPY 202.78 EUR/GBP 0.8691
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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