アジア株上昇、米政府機関閉鎖気にも留めず 中国は大型連休突入、9日に取引再開
アジア株上昇、米政府機関閉鎖気にも留めず 中国は大型連休突入、9日に取引再開
東京時間13:46現在
香港ハンセン指数 26855.56(休場)
中国上海総合指数 3882.78(休場)
台湾加権指数 26078.22(+257.68 +1.00%)
韓国総合株価指数 3453.65(+29.05 +0.85%)
豪ASX200指数 8833.30(-15.47 -0.17%)
インドSENSEX30種 80483.31(+215.69 +0.27%)
アジア株は豪州を除いて上昇。米政府予算が失効、約7年ぶりに政府機関が一部閉鎖された。ただ、アジアの投資家は気にしていないようだ。
米政府機関が一時的に閉鎖されても雇用統計など一部統計の発表が遅れるだけで、米景気自体への影響は限定的との声も。日本時間13時1分に約7年ぶりに政府機関が閉鎖された。ただ、一方で米雇用統計やCPIなど重要統計の発表が延期されることにより、FRBが政策の判断が出来ず、追加利下げが遅れるとの見方もある。
本日は国慶節で中国と香港市場が休場となる。香港はあす再開、中国は大型連休で8日まで休みとなる。
豪州株は小幅続落、豪中銀11月利下げ期待が後退。豪中銀は第3四半期のインフレが予想以上に強まる可能性を警告したほか、見通しに対する不確実性が高まっているとして、慎重姿勢を維持すると強調。一部金融機関は11月利下げ予想を撤回、次の利下げは来年2月と見ている。
韓国市場ではSKハイニックスやサムスン電子などハイテク関連が上昇している。韓国の半導体輸出が9月に過去最高を記録。米国の貿易政策にもかかわらず前年同月比22%増加、7カ月連続の増加となった。対米輸出は1.4%減少したものの、ほかの主要地域向けは全て増加した。
台湾株は1.0%高、米国との貿易協議で一定の進展があったことから投資家心理が改善している。TSMCは2.3%高、最高値に接近している。米モルガンスタンレーがAI半導体の需要が続くとの見方から株価目標を引き上げたことが材料視されている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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