ドル円は昨日のドル安円高の調整入るも午後に高値から売りが出る=東京為替概況
ドル円は昨日のドル安円高の調整入るも午後に高値から売りが出る=東京為替概況
ドル円は来週の米FOMCでの利下げ期待などを受けたドル売りに昨日155円01銭を付ける動きとなった。その後少し戻して東京朝を迎えると、東京勢もいったんドル売りから入り、155円02銭と前日安値に迫る動きを見せた。しかし、大台を維持したこともあってその後は反発。円安基調継続への意識もあり、行き過ぎたドル売り円買いには警戒感があり、昼過ぎにかけて155円54銭までの買戻しとなっている。
午後は155円40銭を挟んでの推移から、通信社が今月の日銀会合について、利上げ可能性を示し、日本政府も容認と報じたことで155円20銭割れまで売りが出る場面が見られた。もっとも報道前から今月の利上げは市場の見通しの大勢を占めていたこともあり、その後反発を見せるなど円買いは続かず。
ユーロドルは1.16台半ばで推移。昨日海外市場でドル全面安を受けて1.1678まで上昇。その後東京市場にかけてじりじりと下げるも1.1650台までと堅調地合いを維持。
ポンドドルは、昨日対円、対ユーロでもポンド買いが出たこともあり、昨日海外市場で1.3350超えまで一時上昇。その後はドル高の調整もあって、東京昼過ぎに1.3328まで下げたが、その後反発するなどしっかり。
ユーロ円は181円00銭を挟んでの推移。朝の円高局面で180円80銭台へ下落。その後昼過ぎにかけて181円29銭までの上昇も、午後の円高局面で180円90銭台を付けた。
ポンド円は海外市場の207円30銭台から朝の円高で206円88銭を付けた。その後207円36銭と海外市場の高値をわずかに更新し、底堅さを見せたが、その後の円高に207円00銭前後を付け、その後反発など不安定な動き。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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