前日海外市場でのドル高円安進行に対する調整進む=東京為替概況
前日海外市場でのドル高円安進行に対する調整進む=東京為替概況
昨日の海外市場でのドル全面高局面で156円18銭まで上値を伸ばしたドル円は、その後NY午後にかけて進んだ調整の流れが東京市場に入っても継続。9時過ぎに海外市場での高値後の押し目155円70銭前後を割り込み155円66銭を付けた後、仲値がらみのドル買いもあって少し戻すも、155円80銭前後が重くなり、155円60銭近辺まで下落。その後昼前にかけて少し戻したが、155円80銭前後が重いまま午後に入って155円51銭まで売りが出た。
今月の米FOMCでの利下げ、日銀会合での利上げが織り込まれつつある中、それでもドル円はしっかりという展開が昨日の海外市場で見られたが、行き過ぎた動きには警戒感もあり、今日は上値が重い流れとなっていた。
ユーロドルは昨日のドル高局面で1.1590台を付ける動きも、その後のドル高の調整がNY午後から東京午後まで続き、1.1648を付けている。ポンドドルは昨日の1.3180前後から1.3240超えまで上昇。
ユーロ円は181円台前半での推移。対ドルでのユーロ買いと、円安の調整が交錯し、一方向の動きにならず。ポンド円も206円ちょうどを挟んでの推移。
その他通貨では豪ドルがブロック中銀総裁の今後の利上げに向けた姿勢を示すタカ派発言と、豪第3四半期GDPが第2四半期から改善を見せたことを受けて、対ドルを中心に買いが目立つ展開となった。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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