ユーロドル、21日線の水準を回復 専らドルの材料に左右=NY為替
きょうの為替市場はドル安が優勢となる中、ユーロドルは買い戻しが出ており、1.17ドル台半ばに戻している。本日の21日線が1.1735ドル付近に来ているが、その水準を回復する動き。ユーロ自体の材料は少なく、ユーロドルは専らドルの材料に左右されている。
きょうはスペインの9月の消費者物価指数(HICP)が発表になっていたが、前月の2.7%から3.0%に加速し、ECBの利下げサイクル終了の見方を補強する内容となった。明日はフランスとドイツのHICP、そして水曜日にはユーロ圏全体の速報値が発表になるが、上記の見方を裏付けるとも見られている。
本日はECBチーフエコノミストのレーン理事の発言が伝わっていたが、インフレについて「上下いずれの方向にも大きなリスクは見られない」と述べ、当面は金利を据え置こうとしていることを示唆していた。
EUR/USD 1.1741 EUR/JPY 174.42 EUR/GBP 0.8740
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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