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【本日の見通し】FOMC後の流れをつかむ展開へ

為替 

【本日の見通し】FOMC後の流れをつかむ展開へ
  
ドル円は注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)後に大きな振幅を見せた。FOMCでは市場予想通り0.25%の利下げが決定された。昨年12月以来ぶりの利下げとなる。注目された参加メンバーによる年末時点での政策金利水準見通しをドットで示すドットプロットではあと2回、10月、12月ともに利下げを実施するとの見方が中央値となった。前回6月のドットプロットで19名中7名が今回利下げする前の4.25-4.50%での維持を示し、2名が4.00-4.25%を示すなど、やや慎重姿勢が目立っていたこともあり、今回も年1回が中央値になる可能性が意識されており、年2回が大勢との結果にドル売りとなり、145円49銭までドル売りが進む場面が見られた。しかし、安値からすぐに反発すると、その後のパウエル議長会見を受けてドル買いが進んだ。議長会見では雇用はもはや堅調とは言えないと雇用市場のリスクに言及の場面も、インフレの高止まりに言及するなど慎重な姿勢が一部で見られたこと、ある程度想定内の発言であり、イベントクリアのドル買いが意識されたことなどがドルの買い戻しに繋がり147円台を付けている。
  
今日はこうしたドル円の上下を受けた次の流れを意識する展開。今回のドットプロットをみると、2025年末は一人離れた2.75-3.00%予想を除くと(おそらく今回理事となったミラン氏)今回大勢となった年内0.25%が二回の3.50-3.75%が最も低く、一人を除いて大幅利下げ予想を示していないこと、2026年末の予想の中央値が3.25-3.50%と年末までに予想通り3.50-3.75%となった場合、来年1回の利下げ見通しと、市場の2.75-3.00%と比べてかなり慎重な利下げ予想となったことなどがドル買いの材料となりそう。
  
ドル円はFOMC前の146円台前半までの調整は十分ありそうだが、押し目では買いが出る展開が見込まれる。
  
ユーロドルはFOMC直後のドル売りに1.1919を付けたが、その後1.1808を付けた。1.18台を維持したことでユーロ安ドル高が入りにくい面があるが、戻りでは売りが出る展開か。
  
ポンドドルも同様の展開で上昇後売りが出た。この後は1.36台を中心とした推移を見込んでいる。
  
ユーロ円はややしっかりも173円台での推移。ドル主導が見込まれる中、動きは不安定となりそう。174円台トライには少し慎重となりそう。
  
ポンド円は200円台に再びしっかり乗せてきている。199円台後半の買いを意識する展開を見込んでいる。
  
MINKABUPRESS 山岡

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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