米10年債利回りは上昇 FOMC後に上下動=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:33)(日本時間05:33)
米2年債 3.555(+0.052)
米10年債 4.081(+0.054)
米30年債 4.679(+0.030)
期待インフレ率 2.392(+0.020)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは上昇。FOMC後に上下動した。大方の予想通りにFRBは利下げを再開。一方、注目のFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)では年内あと2回の利下げが予想されていた。10月と12月の年内残りのFOMCで利下げ予想を意味する。ただ、短期金融市場の事前の期待通りではあった。
ドット・プロットの公表直後は、利回りは急低下。事前の予想コンセンサスでは年内あと1回の利下げだっただけにハト派な内容との受け止めだったようだ。しかし、動きが一巡すると、今度は急速に上昇していた。
市場が事前に織り込んでいたほど劇的ではなく、驚きはないとも見方も出ていた。
2-10年債の利回り格差は+52(前営業日:+52)と変わらず。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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