ドル円は147円台前半 FOMCの結果待ち=NY為替序盤
きょうの為替市場、全体的にドル売りがやや優勢となっている中、ドル円は147円台前半に値を落としている。本日の21日線は147.55円付近に来ているが、その付近での上下動が継続している。100日線と200日線の間でのレンジ取引に変化はない。
市場は今週のFOMCの結果を待っている。先月のジャクソンホールのシンポジウムでのパウエル議長の発言以降、雇用やインフレの指標を経て、市場はFRBの利下げへの期待を高めている。一部で観測されている0.50%ポイントの大幅利下げはないと見られているようだが、ほぼ利下げを確実視しているようだ。
短期金融市場でも完全に0.25%ポイントの利下げを織り込んでおり、利下げ再開自体は既定路線と考えられている。そのような中、市場は今回同時に発表されるFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)に関心が移っている。
市場は今回を含めて3回、年内に予定されているすべてのFOMCでの利下げを完全に織り込む動きが見られている。ドット・プロットが果たして市場の期待に沿った内容となるか注目される。
いずれにしろ、FOMCまでは様子見の雰囲気が広がることも予想される。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
15日(月)
現行付近にはなし
16日(火)
146.00(14.1億ドル)
17日(水)
145.70(12.2億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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