ドル円159円台後半で小動き、円安とドル安が交錯しての揉み合い=ロンドン為替概況
ドル円159円台後半で小動き、円安とドル安が交錯しての揉み合い=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ドル円が159円台後半で小幅の値動き。総じて円安とドル安が交錯するなかで、値動きが限定されている。原油相場の上昇一服、米債利回り小幅低下、欧州株の堅調な動きなどを受けてドル指数が低下している。ユーロドルは1.16台前半から半ばへ、ポンドドルは1.34台半ばから後半へと買われた。しかし、足元ではその動きも一服。ドル円が160円を意識しながらじり高となるなかで、クロス円が堅調に推移している。ユーロ円は一時186円台に乗せる場面があった。ポンド円は215円台前半へと上昇。根強い円売り圧力には日本と米欧などとの絶対的な金利差、このところのボラティリティーの低さを背景に円キャリー取引の動きが根強いようだ。この日発表されたユーロ圏CPI速報は前年比+3.2%(前回+3.0%)と伸びが加速し、市場のECB6月利上げ観測を後押しした。英住宅ローン統計は承認件数の増加も金額自体は減少とねじれた状況が示されていた。ユーロ対ポンド相場は前日終値付近での揉み合いに終始しており、目立った反応はみられていない。このあとNY市場では米JOLTS求人件数が発表される。
ドル円は159円台後半での取引。東京早朝の159.60付近を安値に、じり高となっている。ロンドン午前には高値を159.75付近に更新した。ただ、値幅は15銭と限定的。160円の心理的水準に接近するなかで、介入警戒感が意識される面も。この日は原油が反落、米債利回りが小幅低下、欧州株が堅調に推移するなどリスク警戒感は緩和されており、為替市場は模様眺めとなっている。
ユーロドルは1.16台前半での取引。東京午前の1.1629付近からロンドン序盤にかけての1.1653付近までの値動き。足元では上昇一服となっている。24ポイントと狭いレンジにとどまっている。ユーロ円は東京早朝の185.66付近を安値に買われている。東京午後には186.10付近に高値を伸ばした。ロンドン時間には上昇一服も185円台後半から186円付近に高止まりしている。対ポンドでは目立った値動きは見られず。5月ユーロ圏消費者物価速報は前年比+3.2%と前回の+3.0%から伸びが加速、市場の6月ECB理事会での利上げ観測を後押しした。
ポンドドルは1.34台後半での取引。東京午前の1.3451付近を安値に、ロンドン朝方にかけて1.3482付近まで買われた。その後は上昇一服も前日比プラス圏でもみ合っている。ポンド円は東京早朝の214.73付近を安値に買われている。ロンドン朝方にかけて高値を215.32付近に更新した。その後は215円台前半に高止まりしている。ユーロポンドは0.8637から0.8650までの狭いレンジで揉み合っている。個人の住宅ローン借入額(純増)が44億ポンドと、3月の68億ポンドから大きく減少した。一方で、住宅ローン承認件数は6万5900件と、前月の6万4000件から増加した。ネジレた結果にポンド相場は反応薄だった。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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