ドル売り続く、中東情勢の緊迫感はしぼむ=東京為替前場概況
東京午前は逃避的なドル買いの巻き戻しが続いた。ドル円は145.48円付近まで下落。米軍によるイラン核施設攻撃に対して、イランはカタールの米軍基地に向けてミサイルを発射したものの、事前に通知された形式的な攻撃だったことから、米軍は反撃せず緊迫感がしぼんでいる。米国が強く押し付ける格好でイランとイスラエルの停戦が発効したこともドル安を後押し。ただ、テヘラン午前4時に停戦合意が成立した後に、イランがイスラエルに対してミサイルを発射しており、不透明感は根強い。
ドル円の下げに圧迫され、クロス円は重い。ユーロ円は168.74円付近、ポンド円は197.11円付近、豪ドル円は94.26円付近まで弱含み。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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