カナダドルは売り優勢 関税継続ならコストの75%が1.5年以内に転嫁される可能性高い=NY為替
きょうのカナダドルは売りが優勢となっており、対ドルでも下落している。ドルカナダは一時1.37ドル付近まで上昇した一方、カナダ円は105円台に下落する展開。
本日はマクレム・カナダ中銀総裁の講演が行われ、「関税コストの転嫁は需要と消費者物価指数(CPI)の見通しに依存し、関税が継続した場合、コストの75%が1.5年以内に転嫁される可能性が高い」との認識を示した。
*マクレム・カナダ中銀総裁
・関税コストの転嫁は需要と消費者物価指数(CPI)の見通しに依存
・関税が継続した場合、コストの75%が1.5年以内に転嫁される可能性。
・多くの企業が貿易戦争によるコスト上昇を既に感じている。
・米国との自由貿易はカナダの雇用と成長に不可欠。
・カナダはグローバルなサービス輸出を拡大する機会を有している。
・カナダ企業の市場拡大は回復力強化につながる。
・カナダと米国との合意の30日期限は歓迎すべきニュース。
・貿易依存度の低い部門では雇用が維持されている。
USD/CAD 1.3673 CAD/JPY 105.76
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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