【海外市場の注目ポイント】4月の米雇用動態調査(JOLTS)など
日本時間午後11時に4月の米雇用動態調査(JOLTS)が発表される。求人件数の大方の予想は710万件となっており、前月の719万2000件から減少するとみられている。トランプ米政権の関税政策が目まぐるしく変わり、米経済の先行きの不確実性が高まるなか、予想を下回る結果になれば、ドルが売られる可能性がある。
また、日本時間午後6時には5月のユーロ圏消費者物価指数速報値、同午後11時には4月の米製造業受注も発表される。5月のユーロ圏消費者物価指数速報値は、総合の大方の予想が前年比2.0%上昇、コアの大方の予想が前年比2.4%上昇となっており、総合、コアとも、前年比の伸びがそれぞれ前月の2.2%上昇、2.7%上昇から鈍化すると見込まれ、4月の米製造業受注は、大方の予想が前月比3.2%減となっており、前月比では5カ月ぶりに減少するとみられている。
さらに、このあとの海外市場では、日英欧米の中銀関係者の発言も予定されている。日本時間午後4時50分には植田日銀総裁が講演、同午後6時15分に英中銀(BOE)のベイリー総裁、ブリーデン副総裁、マン金融政策委員会(MPC)委員、ディングラMPC委員が英議会財務委員会公聴会に出席、同4日午前1時15分にチュディン・スイス中銀(SNB)理事が講演、同4日午前1時45分にグールズビー米シカゴ地区連銀総裁が討論会に参加、同4日午前2時にクック米連邦準備理事会(FRB)理事が講演、同4日午前4時半にローガン米ダラス地区連銀総裁が挨拶することになっている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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