週明けのドル全面安は一巡、ロンドンでは揉み合い 次の一手待ち=ロンドン為替概況
週明けのドル全面安は一巡、ロンドンでは揉み合い 次の一手待ち=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、静かな取引。米国とイランが覚書に合意との報道を受けて週明け東京朝方にはドルが全面安となった。原油相場の急落とともに、有事のドル買いの巻き戻し反応が広がった。ドル円は159円台後半に下落したが、東京午前には160円台に買い戻された。日経平均の3000円超高によるリスク選好的な円売り圧力、ゴトー日の実需による外貨買い圧力などが背景だったようだ。しかし、ロンドン時間には160.10付近に膠着している。市場では160.00の大規模NYカット・オプションの設定が観測されている。欧州通貨はロンドン朝方までドル安の恩恵で上昇したものの、ロンドン勢の取引が本格化すると、ユーロ買い・ポンド売りの個別フローが持ち込まれている。ユーロドルは1.16台前半に高止まり、ポンドドルは1.34台後半から1.34台前半へと反落。ユーロ円は186円手前に高止まりも、ポンド円は215円台前半から215円付近に反落している。欧州株は独仏株が高止まり推移も、英株は原油安を受けた大型石油株の下落でほぼ上げ幅を失っている。ドル指数は先週末比低下しており、総じてドル安傾向は残っている。NYタイムにはNY連銀製造業景気指数、鉱工業生産などの米経済指標が発表される。
ドル円は160円台前半での取引。東京早朝に160.28付近を高値に一時159.74付近まで急落した。14日に米国とイランが覚書で合意したと報じられたことに反応した。しかし、東京午前には160.20台まで買い戻された。日経平均の急伸、ゴトー日のフロー、160.00オプションの引き寄せ効果などが指摘された。東京午後からロンドン時間にかけては160.10付近を中心とした膠着相場が続いている。
ユーロドルは1.16台前半での取引。東京早朝のドル売り局面で1.1569付近から1.1610台まで急伸した。調整を交えつつも、ロンドン朝方には高値を1.1622付近に伸ばしている。その後は1.16割れは一時的で概ね1.16台乗せ水準に高止まりしている。ユーロ円はほぼ一貫して上昇。東京早朝の185.12付近を安値に、ロンドン市場では高値を186円手前へと伸ばしてきている。対ポンドでもユーロは堅調に推移。ナーゲル独連銀総裁などからは7月利上げに含みを持たせる発言も出ている。
ポンドドルは1.34台前半での取引。東京早朝の1.3405付近を安値に1.3461付近まで買われた。東京午前に1.3430台まで小反落も、ロンドン朝方には再び1.3460付近まで買われた。しかし、ロンドン勢の本格参加とともに1.3420付近まで下押しされている。ポンド円は東京早朝の214.47付近を安値に買われ、東京午後には高値を215.38付近に伸ばした。その後はロンドン時間にかけて上値を抑えられ215円割れ水準へと押し戻されている。ユーロポンドは0.8625付近から0.8650付近へと上昇。ユーロ買い・ポンド売りフローが持ち込まれている。原油安で英石油大手株が売り浴びせられている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。