ユーロドル、1.12ドル台に下落 来週のECB理事会は利下げ確実視もその後は見方分かれる=NY為替
きょうも為替市場はドル高が優勢となる中、ユーロドルは戻り売りが優勢となっており、1.12ドル台に下落している。本日の21日線が1.1270ドル付近に来ており、目先の下値メドとして意識される。
来週6月5日にECB理事会が予定されている。市場では0.25%ポイントの利下げ期待では一致しているものの、その後については見方が分かれている。中銀預金金利は2.00%まで低下し、ECBの中立金利のレンジ(1.75-2.25%)の中間点に到達するが、それ以降は当面休止との見方と、7月、9月も利下げを実施し、中銀預金金利を1.50%まで引き下げるとの見方が出ている。
ただ、ECBは理事会ごとのデータ依存型の対応姿勢を強調すると予想されることから、明確に次の行動を示唆することはないとも見られている。
EUR/USD 1.1295 EUR/JPY 163.69 EUR/GBP 0.8382
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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