英インフレリスクは米関税の影響で抑制されるとの指摘 貿易転換=NY為替
きょうのポンドドルはNY時間に入って売りが優勢となっており、1.32ドル台に下落。東京時間に一時1.3235ドル付近まで下落していたが、ロンドン時間には1.33ドル台まで一旦戻していた。
トランプ関税の影響を市場は警戒しているが、英インフレリスクは米関税の影響で抑制されるとの見方がアナリストから出ている。米関税により米国からの貿易転換が発生し、安価な輸入品が増加する可能性がある。そのため、インフレを抑制する要因になると説明している。貿易転換は効率的な貿易相手から、非効率な貿易相手に輸入先が変わってしまうこと。一方、関税は成長鈍化を招くとも指摘している。
英インフレは、国民保険拠出金の増加により第2四半期に上昇が見込まれるが、上昇幅は限定的になるとも指摘している。インフレのピークは3.5%から3.2%に下方修正し、ピークの時期も9月から6月に前倒ししたとしている。
GBP/USD 1.3267 GBP/JPY 189.70 EUR/GBP 0.8546
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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