アジア株まちまち 米中関係改善期待の一方で景気支援策期待は後退 投資家の心境は複雑
アジア株まちまち 米中関係改善期待の一方で景気支援策期待は後退 投資家の心境は複雑
東京時間11:21現在
香港ハンセン指数 24161.82(-122.33 -0.50%)
中国上海総合指数 3425.56(+1.33 +0.04%)
台湾加権指数 22452.30(-127.78 -0.57%)
韓国総合株価指数 3085.02(+29.08 +0.95%)
豪ASX200指数 8549.40(+35.23 +0.41%)
アジア株はまちまち。
トランプ氏は7月9日の貿易期限の延長はないと発言、もっと短くしてもいいとすらしている。仏財務相は何らかの形で9日期限までに米国と貿易合意を成立すると確信しているようだ。カナダ政府は米と交渉進めるためにデジタルサービス税を撤回すると発表した。また、中国習近平国家主席が9月3日に開催される「抗日戦争勝利80年」の軍事パレードにトランプ氏を招待する方針だとの報道も伝わっており、欧州や中国、カナダが米国との貿易交渉・関係改善に前向きな姿勢を示している。
米中貿易交渉進展は投資家心理を改善させるが、一方で中国当局が景気刺激策を打ち出す必要がなくなるため投資家の心境は複雑だ。
香港株は続落。医療品や自動車、銀行、ハイテク、エネルギー関連の一角が下落している。上海株は前営業日終値付近で推移、米中関係改善は好感されている一方で景気支援策期待は後退している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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