【海外市場の注目ポイント】ECB理事会など
日本時間午後10時15分に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果や声明が発表され、同午後10時45分にラガルドECB総裁の会見が行われる。市場では政策金利の中で最も重視される中銀預金金利は現行の2.75%から2.50%に0.25%引き下げられることが確実視されている。0.25%の利下げはほぼ織り込み済みで、声明やスタッフ予測、ラガルドECB総裁の会見が焦点になっている。ECBは昨年6月の理事会で利下げを開始したあと、7月に利下げを見送ったが、9月からは毎会合で利下げを実施しており、1月までの中銀預金金利の引き下げ幅は合計で1.25%になっている。金融政策の引き締め度合いは一時よりもかなり緩和しており、声明やラガルド総裁の会見で今後の利下げペースの減速が示唆されるようなら、ユーロが買われる可能性がある。
また、日本時間午後10時半には1月の米貿易収支が発表される。大方の予想は1288億ドルの赤字となっており、赤字幅は前月の984億ドルから拡大し、2022年3月に記録した1019億1400万ドルの赤字を上回り、過去最大の赤字を更新すると見込まれている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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