続伸、イラン外相は米国との協議を否定=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=73.50(+0.23 +0.31%)
米国とイランがオマーンで協議を実施するとのうわさが相場を圧迫する場面はあったが、これをイランのアラグチ外相が否定し、底堅く推移した。アラグチ外相は「オマーンへ交渉団を派遣していない」、「私はテヘランから離れない」と述べている。無条件降伏を要求する米国に対して、イラン最高指導者のハメネイ師は「無条件降伏は受け入れない」、「いかなる米軍介入も間違いなく取り返しのつかない損害を伴うことを米国は認識すべき」と警告し、米国の言い分を受け入れる一方的な平和解決に立ち向かう構えで、交渉を否定している。ただ、トランプ米大統領は「イラン側が接触してきた」、「イラン側がホワイトハウスへの訪問を提案した」と述べている。
時間外取引で8月限は売り買い交錯し、通常取引開始にかけては堅調に推移した。通常取引序盤には71.33ドルまで急落したが売りは続かず、プラス圏に切り返して引けた。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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