【海外市場の注目ポイント】11月の米雇用統計など
日本時間午後10時半に11月の米雇用統計が発表される。失業率の大方の予想が4.1%、非農業部門雇用者数の大方の予想が22万人増となっており、失業率が前月の4.1%から変わらず、非農業部門雇用者数の伸びが前月の1万2000人増から加速すると見込まれている。非農業部門雇用者数の伸びは10月に予想を下回る水準まで大きく鈍化し、2021年以降で最低となったが、こうした結果は、ハリケーンといった一時的要因やストライキといった特殊要因が影響したと考えられている。11月はこうした要因が剥落しており、10月の反動で非農業部門雇用者数の伸びが予想を上回るようであれば、米連邦準備理事会(FRB)の12月の追加利下げ観測が後退し、ドルが買われる可能性がある。
また、日本時間7日午前0時に12月の米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値も発表される。大方の予想は73.3となっており、前月の71.8を上回り、5カ月続けて上昇するとみられている。
さらに、このあとの海外市場では、米FRB関係者の発言も予定されている。日本時間午後11時15分にはボウマン米FRB理事が討論会に出席、同7日午前0時半にグールズビー米シカゴ地区連銀総裁が講演、同7日午前2時にハマック米クリーブランド地区連銀総裁が講演、同7日午前3時にはデイリー米サンフランシスコ地区連銀総裁が討論会に出席する。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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