円高進行、先週から週明けにかけての円売りポジションの整理など進む=東京為替概況
円高進行、先週から週明けにかけての円売りポジションの整理など進む=東京為替概況
ドル円は朝に156円29銭まで上昇したが、その後一転してドル安円高となった。8日の衆議院選挙を受けて9日早朝に157円台後半まで上昇したものの、期待したほどの円売りにはならなかったことで、その後ドル安円高が優勢となった。昨日海外市場で155円52銭を付けた後、少し戻して東京朝を迎え、いったん上値をトライしたものの続かず。昼前後には昨日安値を割り込んでドル売り円買いが加速、午後に155円09銭を付けている。
先週から週明けにかけて日本の衆議院選挙などを睨んだ円売りポジションが積み上がったとみられ、ポジションの整理がうまく進まない中で円買いが入りやすい地合いとなっている。昨日報じられた、中国当局が銀行に米国債の保有を抑制するように促したとの報道や、先週の米雇用関連指標の弱さもあって、明日の米雇用統計が厳しいものになるのではとの観測などもドル売りを誘った。安値からは反発の動きも見られるが、155円台前半での推移と戻りは限定的にとどまっている。
クロス円でも軒並みの円買いとなった。昨日海外市場でのドル円の下げ局面ではドル安が主導した面があり、ユーロドルが1.19台を回復するなどの動きが見られた。もっとも1.2000ドルの節目を前にユーロドルの上値追いに慎重な動きが見られたこともあって、この時間帯のドル円の下げは円買いが主導となっており、クロス円は軒並みの大幅安となった。ユーロ円は朝の円安局面で186円00銭を付けたが、その後は円買いに押されて184円68銭まで売りが出た。ポンド円は朝の213円76銭から212円17銭を付けている。
昨日の市場で1.1810ドル前後から1.1927ドルを付けたユーロドルは、1.1910台の高値圏でスタート後、午前はいったんドル高が優勢となったものの1.1897ドルまでと、1.1900ドル割れですぐに買いが出る展開。その後は1.1900-1.1920ドルレンジでの揉み合い。昨日1.3580ドル台から1.3700ドルを付けたポンドドルは、ユーロドル同様に朝はいったんドル高に押されて1.3670ドルを付け、その後1.3690ドル台まで反発。午後は再びポンド安がやや優勢となって1.3668ドルを付けている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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