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【これからの見通し】円買いとドル売りが交錯、市場ごとに値動き目まぐるしく変化

為替 

【これからの見通し】円買いとドル売りが交錯、市場ごとに値動き目まぐるしく変化

 週末の衆院選を通過したあとの為替市場は、円買いとドル売りが交錯している。材料が円とドルのどちらの比重が高まるのかは、市場ごと・局面ごとに目まぐるしく変化している。

 昨日の海外市場ではドル売りが優勢だった。中国当局が国内銀行に対して米国債保有の縮小を促しているとの報道が、米国債売りとともにドル売りを誘った。さらに、トランプ大統領が次期FRB議長ウォーシュ氏に利下げと経済成長を強く期待したほか、再びパウエルFRB議長を揶揄している。NY連銀の1年物インフレ予想が3.4%から3.1%へ低下した。

 本日の東京市場では、円買いが優勢になっている。ドル円とともにクロス円も下落している。新たな円買い材料は見当たらないが、先週末の衆院選を通過して高市トレードで盛り上がった円売りのポジションに対する調整の動きが継続しているようだ。当局による円安阻止の介入への警戒感や、日本株に急速に外人買いが入っていることが実需の円買いを想起させる面もあるようだ。ポジション反転を余儀なくさせられる短期取引も散見されている。また、自民大勝を受けて日本の政局安定化が円買いにつながっているとの指摘も一部にある。選挙の前も後も、かなりイメージ先行の円相場展開となっているようだ。

 このあとの海外市場では、再びドル相場に焦点が当てられる可能性が高い。あすには米雇用統計、金曜日には米CPIが発表されることとなっており、米経済ファンダメンタルズ状況に視線が移動しそうだ。本日は輸入物価指数(12月)、輸出物価指数(12月)、雇用コスト指数(2025年 第4四半期)、小売売上高(12月)、企業在庫(11月)など一連の米経済指標が発表される。米小売売上高の予想は前月比+0.4%と前回の+0.6%から鈍化、除く自動車でも前月比+0.4%と前回の+0.5%から伸びが鈍化する見込みになっている。

 発言イベント関連の予定はNY時間に集まっている。 ハマック・クリーブランド連銀総裁、ローガン・ダラス連銀総裁などの講演やイベント参加が予定されている。また、米3年債入札(580億ドル)が実施される。米主要企業決算は、フォード、コカコーラなどが注目される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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