米債関連報道でドル売り、ドル円は下げ一服もユーロドル上昇=ロンドン為替概況
米債関連報道でドル売り、ドル円は下げ一服もユーロドル上昇=ロンドン為替概況
ロンドン市場では、ドル売りが優勢。ドル円は自民大勝の衆院選を終えて円売り一服。東京朝方の157円台後半から一時156円台前半まで下落した。日経平均が一時3000円超高とご祝儀買いも、円相場では介入警戒感が広がったことや、イベント終了の調整の動きがみられた。ロンドン朝方には、関係者筋情報として「中国当局が銀行に対して、市場リスクを受けて米国債保有の抑制を促した」と報じられたことで、米債売りとともにドル売り反応が広がった。特に米債から欧州債への乗り換えが想定されることからユーロドルが上昇している。1.18台前半から後半へと高値を伸ばした。ポンドや豪ドルなどにも買い反応がみられたが、すぐに落ち着いた。ユーロ高が残る格好となっている。ドル円相場は156円台での揉み合いに落ち着いている。クロス円はユーロ円に買戻しも、ポンド円や豪ドル円は売買が交錯している。ポンド相場には、先週から持ち上がったスターマー首相の進退問題の影響も残っているようだ。
ドル円は156円台後半での取引。東京午前に157.76付近まで上昇したあと156.22付近まで下落した。週末の衆院選で自民党が単独で3分の2の議席を獲得と大勝利を収めたことで円売りに反応したものの、その後は介入警戒やポジション調整に押された。ロンドン時間に入ると156円台での売買交錯が続いており、一段の動きは一服している。高市首相会見では明確な円安けん制については封印されたが、特段の円売り反応は広がらなかった。
ユーロドルは1.18台後半での取引。東京朝方の1.1810付近を安値に底堅く推移している。ロンドン早朝には、関係者筋情報として、「中国当局が銀行に対して、市場リスクを受けて米国債保有の抑制を促した」と報じられると米債売り反応とともにドル売りが広がった。ユーロドルは1.1870付近まで買われ、その後も高止まりしている。市場では米債から欧州債へと乗り換えが想起されたようだ。ユーロ円は振幅。東京早朝の186.36付近を高値に184.87付近まで下落したあと、ロンドン時間には186円手前まで買い戻されている。対ポンドでもユーロ買いが優勢になっている。
ポンドドルは1.36台前半での取引。ここまで終日売買が交錯しており、目立った方向感がみられていない。ロンドン朝方に1.3587から1.3629付近までのレンジを形成した。ポンド円は上値重く推移。東京早朝の214.44付近を高値にロンドン序盤にかけては安値を212.56付近に広げた。その後は213円台をかろうじて回復している。ユーロポンドは0.8682から0.8727付近へと上昇。ポンド売り圧力が優勢。先週から持ち上がったスターマー首相の進退問題の影響も残っているようだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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