ポンド、英GDP下方修正への限定的反応は妥当=NY為替
きょうのポンドドルは日本時間0時のロンドンフィキシングにかけて戻り売りが優勢となり、1.33ドル半ばに値を落としたものの、直ぐに1.34ドル付近に戻している。1.34ドル台で上値を抑えられているものの下押す動きもなく、次の上値追いを流れを待っている状況のようだ。
本日は第2四半期の英GDP改定値が公表され、従来の前期比0.6%から0.5%に下方改定されていたが、ポンドの反応は限定的だった。しかし、エコノミストからは英経済が依然として他国よりも良好な状態にあることを考えると当然の反応で、今年の英経済は他国をアウトパフォームすると述べている。経済協力開発機構(OECD)が今年の英成長見通しを1.1%に上方修正していたが、それでもやや悲観的に見えるという。
ただ、今週はポンドの重要なイベントもなく、その方向性は明日のユーロ圏の消費者物価指数(HICP)と金曜日の米雇用統計に左右される可能性が高いとも述べていた。
GBP/USD 1.3402 GBP/JPY 191.63 EUR/GBP 0.8327
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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