ドル円、149円台に上昇 米小売売上高が底堅い消費を示す 大幅利下げへの期待がさらに後退=NY為替序盤
きょうのドル円はNY時間に入って買いが強まっており、149円台に上昇。NY時間に入って7月の米小売売上高が発表され、予想を上回る伸びを示したことからドル買いが強まっている。
今回の結果を受けて市場では、9月FOMCでの利下げ期待は温存されているものの、0.50%の大幅利下げについては可能性を大きく後退させている。短期金融市場での大幅利下げの確率は25%程度まで低下。
米国は物価より実体経済、特に雇用の方に焦点が移っている。きょう発表の米小売売上高でソフトランディングへの期待が再び高まっており、ドル円の下値もサポートしているようだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は147.50円に観測されている。
15日(木)
147.50 (13.6億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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