NZ中銀会合サマリー 据え置きと0.25%利下げを議論
消費者物価指数(CPI)は、目標レンジである1~3%の範囲内に留まっている。
インフレ率は2025年第2四半期および第3四半期に目標レンジの上限に近づくと予想
余剰生産能力とコアインフレ率の低下は、総合インフレ率が中期的に中間値に戻ることを示唆
中期的なインフレ圧力の見通しは、5月のMPS予測と概ね一致
世界経済の成長は、保護貿易主義の不確実な影響を反映して、2025年後半には減速すると予想
ユーロ圏、米国、中国における財政拡大が、下振れリスクの一部を相殺する可能性
全体として、保護主義の強化はニュージーランドのインフレ圧力を低下させる
グローバル要因にもかかわらず、国内の金融環境は概ね予想通り推移
昨年第4四半期、今年第1四半期のGDP成長率は予想を上回り、家計消費と企業投資の回復を反映
世界経済の見通しに対するリスクは依然として高い
国内経済の見通しは依然として不透明
今回の会合で、0.25%利下げと据え置きの選択肢を議論した
今回の会合での利下げの根拠として、短期的な成長モメンタムの弱さと、経済の不確実性に直面した家計や企業の過剰な警戒感から経済活動が長期にわたって低迷するリスク
今回の会合で据え置きの根拠として、不確実性の高まりと、短期的なインフレリスクを踏まえると次回8月会合まで待つことのメリット
中心的予測に沿って中期的なインフレ圧力が引き続き緩和することを前提として、5月予測に沿って、さらに引き下げる予定

執筆者 : MINKABU PRESS
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