次期FRB議長候補のハセット氏が6月に少なくと2回トランプ氏と会談
次期FRB議長候補のハセット氏が6月に少なくと2回トランプ氏と会談
次期FRB議長の候補の一人であるハセットNEC委員長が6月に少なくとも2回、トランプ米大統領とFRBの職務について会談したとWSJが報じている。関係者によると、トランプ氏は来年2月に空席になる理事の席にハセット氏を就かせる計画だという。そうすればパウエル氏の任期満了後にハセット氏かウォラー理事のどちらかを議長に選ぶことができる。ハセット氏は先月末、誰もがFRBトップの交代を期待してる、FRBは利下げするべきだと述べていた。
ベッセント米財務長官はパウエル議長が来年5月の任期満了後もFRB理事として留任するかどうかについて懸念を抱いているという。パウエル氏は2028年1月まで理事として留任する選択肢がある。ベッセント氏は先月末、パウエル氏は転倒して怪我をした老人のようなもので、一歩を踏み出すたびに自分の足ばかりを見ているため再び転倒する可能性が高いと批判していた。
ウォラー理事とボウマン副議長が7月会合で利下げに賛成票を投じパウエル議長と決別する意向を示している。これによりトランプはパウエルの金融政策は誤ったものだと非難する新たな口実を作ることができる。

執筆者 : MINKABU PRESS
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