9月にFRBは利下げ、ECBは据え置きの見通し=NY為替
きょうのNY為替市場はこの日の米雇用統計を受けてドル売りが強まっており、ユーロドルは1.09ドル台を一気に回復している。本日は安値から150ポイント程度急上昇しており、200日線も一気に回復しているが、目先は7月高値の1.0950ドルが意識される。
きょうの米雇用統計を受けて、市場は9月のFRBの利下げを確実視しているほか、0.50%ポイントの大幅利下げの可能性を織り込む動きも出ている。一方、ECBのほうは据え置きの可能性が高いという。最近の欧州のインフレは、米国と欧州のインフレの相関関係を考えれば、ECBが追加利下げに慎重になる可能性が高いという。また、FRBの決定がECBの動きに大きな影響を与える可能性も低いという。
最新のデータによると、ECBが最も懸念しているのはインフレ再上昇であり、追加利下げまでには数カ月を要する可能性が高いとも述べている。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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