ユーロ圏インフレ期待、1月からの減速見通し止まる=NY為替
きょうのユーロドルはNY時間にかけてやや買い戻しの動きが見られており、一時1.0870ドル近辺まで上昇する場面が見られた。ただ、全体的に動意薄の展開で、1.08ドル台での推移が続いている。先週のECB理事会後からの下げは一服しているものの、買い戻しを強める気配までは見られておらず、次の展開を探る動きが続いている。
本日はECBが月例調査を公表していたが、今後12カ月間の物価上昇率は2.8%と見込まれた。3年先の予想インフレも2.3%と前月と同じ。消費者のインフレ期待も前月から変わらずとなり、1月から続いた鈍化見通しが止まった。ECBの2%目標達成にはまだ壁があることが改めて示されている。
EUR/USD 1.0857 EUR/JPY 166.94 EUR/GBP 0.8445
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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